
2012年4月に御殿場JCT〜浜松いなさJCTで新東名は開通して2022年4月で10周年となりました。
2022年4月16日に伊勢原大山IC〜新秦野ICが開通し、全体の9割が利用できるようになりました。
残り区間は新秦野IC〜新御殿場ICです。
開通時期は未定ですが、静岡県の計画では小山PAに設置される小山スマートICが令和5年度に供用予定となっているので、遅くても2024年3月までに小山PAがオープンの予定です。
PAだけオープンして高速道路が開通しない訳がないので令和5年度には新東名が全線開通となると思います。
新東名はどこからどこまで?
新東名の起点は神奈川県海老名市にある海老名南JCTで、終点が愛知県豊田市の豊田東JCTの路線延長253.2kmとなる高速道路です。
国土開発幹線自動車道の路線名は「第二東海自動車道」、高速自動車国道としての路線名は「第二東海自動車道横浜名古屋線」です。
起点の海老名南JCTは首都圏中央連絡自動車道と接続しています。
途中、伊勢原JCTと御殿場JCTで東名高速と接続しています。
長泉沼津ICでは伊豆縦貫自動車道と接続し、東名高速に繋がっています。
新清水JCTでは清水連絡路を経由して東名高速に接続しています。
浜松いなさJCTでは引佐連絡路を経由して東名高速に接続しています。
豊田東JCTでは東海環状自動車道に接続しています。
終点の豊田東JCTをそのまま進むと伊勢湾岸自動車道を経由して新名神に繋がります。
新東名は疲れにくい?
新東名を走ってみると感じることがあります。
「疲れにくい」
全線開通していないので、それほど長距離が走れる訳ではありませんが、東名高速に比べて疲れないような気がしました。
新東名では快適にドライブでき、事故が減るような取り組みがされています。
そのひとつが、勾配が緩やかになっています。
最急縦断勾配が標準値2.0%となっています。
東名高速が最大5%と言われているので、大きな違いです。
急勾配があると渋滞の原因にもなります。
新東名の最小曲率半径も3000mと緩やかに設計されています。
結果、NEXCO中日本管内の高速道路に比べて、新東名の事故率は半分以下になっています。
ゴールデンウィークの混雑
2022年のゴールデンウィークは外出制限もなく、レジャーを楽しむ人が増えました。
高速道路の渋滞がニュースになりましたが、久しぶりですね。
今年は最大10連休ですが、6日が平日ということもあり、上り線のピークが終わっていると予測されています。
しかし、まだ土日があるのでそれなりの渋滞は覚悟する必要がありますね。
この2年ほど、渋滞や人混みとは無縁だったのですが、人の動きが活発になってきた感じです。
新幹線よりも自動車の方が安心感があるので、混むなら高速道路でしょうね。
新東名の完成はいつ?
冒頭でも紹介しましたが、新東名の全線開通時期は未定となっています。
2023年度に開通予定というリリースもあるので、2024年3月末までには全線開通すると思います。
ゴールデンウィークやお盆、年末年始になると高速道路の渋滞がニュースで報じられていました。
今年のゴールデンウィークは久しぶりにニュースで渋滞の話題が取り上げられましたが、これが通常モードなんですよね。
お盆も年末年始も同じように渋滞のニュースが報道されるようになって欲しいですね。